さてリオも閉会式が終わって「安倍マリ男」とかそれなりに話題にはなりました。舛添前知事がやりたくて仕方なかった旗振りを小池都知事が軽々とやっていました。舛添さんは旗を振らなければいけないんですよ、腕を鍛えないとと言っていましたが小池さん曰く旗は軽かったとのことで、全く舛添さんはただはしゃいでいただけだったんですな。クッソー！と言いながらテレビを見ている舛添さんがイメージできます。
このあとはパラリンピックが始まりますがオリンピックほどは盛り上がらない。チケットが売れないそうです。障碍者をまじまじと見るのを憚るのは人々の心の中に見世物小屋を見るような罪悪感があるからでしょう。そうじゃないけどそれを想起しちゃって積極的に見られない。選手の皆さん頑張ってください。健常者も障碍者も同じですよ。でもあの「イチローが嫌い」ってCMはいまいちですな。ネット見ても評判悪いです。
今回も元日本代表選手の多くの人たちがリオ中継に出たりスタジオで熱く語ったりしていましたが一つもメダル取っていない人も多くいました。そういう人たちをどういう風な呼び方でいうのか、メダル取った人だったら「メダリスト」でいいですけどね。以前は「元日本代表」って言っていましたが、最近カッコつける場面では「オリンピアン」なんて言いますね。
そしてカンボジア代表マラソンの猫ひろしが棄権せず歩きもせず完走140人中139位というブービー賞。取り組む姿勢はいい。しかしこの猫ひろしのカンボジア代表マラソン選手の存在を素直に認めてしまうと、中国人のことを責められなくなります。五輪に出ることを目的として国籍を変えて出ることが常態化しています。それは本来のオリンピック精神とは違うように思えます。ドイツ代表が中国人って何？
オリンピックはその国の住人の代表で構成されるべき。だからいつだったかのオリンピックで黒人でぽっちゃりな水泳選手が超のろい泳ぎで予選出場してよいしょよいしょって感じでようやくゴールして観客から大拍手喝さいをうけた、これこそ五輪の精神。世界各国の代表が集まって運動会をするのだからそのスポーツが盛んではない国の代表は世界的に見てレベルが低くても当然。
猫ひろしもあのタイムではマラソン日本代表にはなれない。でも五輪に出たいので国籍を変更してカンボジア人となった。猫の執念という見方もあるが一方で純粋カンボジア人ランナーの五輪出場機会を奪ったともいえる。少なからずカンボジアにもマラソン選手はいる。彼らにしたら異国からきたよそ者がカンボジア人でございと言って我が国カンボジアの代表になっている。おかしいだろ？と思うでしょう。
極端な話たとえばウサイン・ボルトが国籍を日本に変更して日本人になったら？100mもリレーも彼が代表に選ばれます。せっかく日本で勢いがついてきた短距離界、桐生やケンブリッジなどの若い力を伸ばそうというときに世界無敵のボルトがひょいとやってきて「俺今日から日本人ね五輪も日本代表に選ばれるように頑張るわ」ってなったら純粋日本人のランナーなんか育ちませんよ。
猫ひろしが悪いと言っているのではありません。ただ何でもかんでも国籍変更でとにかく五輪に出ることを目的とするというのはとても違和感がありまくりであるということ。ラグビーだって上手に日本語をしゃべるけど真っ黒な顔したトンガ人、サモア人、ニュージーランド人選手が日本代表って言っています。え？え？どういうこと。国なんかどうでもよくてただ出たいだけかよ！と思う。
人種差別とかではなく、世界の運動の祭典なのだからアフリカ勢は黒人たち、ヨーロッパ勢は白人たち、アジア勢はモンゴリアンたち、中南米などはヒスパニックたち、と明確に分かれたほうがオリンピックらしい、と思うのですがそういうのは飯野だけですかね？と文句を言ったところでこの国籍変更の流れは変わらないでしょうね。ボーダレスってそんなにいいことかなぁ？
さてつかみはOKでしょうか？
引用 ： 飯野のおじさん
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